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【大河視聴率】「真田丸」第45話は15・2% 大坂の陣ロケや直虎PR?が話題
1:三毛猫 φ ★@\(^o^)/:2016/11/14(月) 10:18:56.04 ID:CAP_USER9.net
俳優の堺雅人(43)が主演を務めるNHK大河ドラマ「真田丸」(日曜後8・00)の
第45話が13日に放送され、平均視聴率は15・2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)
だったことが14日、分かった。

 初回(1月16日)19・9%の好発進。第2話20・1%は、2013年
「八重の桜」の初回21・4%以来3年ぶりとなるNHK大河ドラマの“大台”超え。
その後、15~19%と好調をキープしている。

 大河ドラマ55作目。戦国時代最後の名将・真田幸村=本名・真田信繁の生涯を描く。
ヒットメーカー・三谷幸喜氏(55)が「新選組!」(2004年)以来、2度目の
大河脚本。タイトルの「真田丸」は大坂冬の陣で信繁が築いた最強の砦。同時に、
家族の物語として一艘の船に例えた。演出は木村隆文氏ほか。全50話。

 第45話は「完封」。幸村(堺)が築いた真田丸砦に、家康(内野聖陽)は
大きな脅威を感じる。徳川軍の中には信之(大泉洋)の2人の息子たちや、
景勝(遠藤憲一)の姿もあった。幸村は大助(浦上晟周)らとともに徳川軍を挑発。
苛立った一部の徳川兵は一気に真田丸を落とそうと攻めかかる。しかし、
そのことを知った家康は激しく憤る。真田丸には又兵衛(哀川翔)や勝永(岡本健一)、
盛親(阿南健治)らの牢人衆が待ち構えていた…という展開だった。

以下略ソースで
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161114-00000103-spnannex-ent


引用元
http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/mnewsplus/1479086336


7:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/:2016/11/14(月) 10:24:35.07 ID:wK5HW4Ah0.net
井伊には触れないで良かったのに
149:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/:2016/11/14(月) 11:36:06.06 ID:O7UF9zjt0.net
>>7
あれ冷めたわ
8:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/:2016/11/14(月) 10:24:59.32 ID:7N7EH7ls0.net
上田攻めもこの位の合戦規模で見たかった
10:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/:2016/11/14(月) 10:26:37.96 ID:63zGp2mO0.net
やっと大河っぽい合戦シーンだったなあ
85:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/:2016/11/14(月) 11:09:27.24 ID:1/jaXBu90.net
>>10
ほんと、何年ぶりだろうか
マトモな合戦シーン
136:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/:2016/11/14(月) 11:29:17.85 ID:IVuQBpWK0.net
>>85
葵徳川三代依頼かな・・・

あれは壮観

で予算かけすぎw
137:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/:2016/11/14(月) 11:32:31.88 ID:jqt0gKY90.net
>>85
つ八重の桜

CG以外でも、刀で切られて血飛沫が飛んだり、血みどろになっていたりと
とにかく女大河とは思えない泥臭さ、生生しさが凄かったぞ
178:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/:2016/11/14(月) 11:48:51.02 ID:lW+gkoBl0.net
>>137
戦闘シーンなら八重の方が良かったな
今回のは楽して撮ってる感がありあり
338:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/:2016/11/14(月) 12:46:04.06 ID:nrd/CJ0G0.net
>>137
VFXてんこ盛りの映像だったが雰囲気は出てたな
金使いすぎて明治からは低予算朝ドラ化したが(´・ω・`
11:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/:2016/11/14(月) 10:27:14.12 ID:J6vukZ4e0.net
真田丸のセットもこれで終わりだ
と思うと勿体ないな
違う監督で映画撮ればいいのに
12:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/:2016/11/14(月) 10:27:31.32 ID:Tm8LUWEw0.net
合戦シーンがショボかった
13:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/:2016/11/14(月) 10:27:57.73 ID:NJ5hGMcW0.net
迫力があってとても面白かったよ
47:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/:2016/11/14(月) 10:47:17.84 ID:kx8MPQbe0.net
>>12
>>13
どっち?
64:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/:2016/11/14(月) 10:56:09.50 ID:gVF7LDYU0.net
>>47
真田丸の攻防はそれなりに迫力あったけど、
追い打ちのために出撃したシーンがしょぼかった
14:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/:2016/11/14(月) 10:27:59.58 ID:kUQ1dgO/0.net
裏番組が侍ジャパンの試合だったから昨日は低いね
82:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/:2016/11/14(月) 11:08:59.14 ID:hSDR8bLW0.net
>>14
サッカーと大河の挟撃で壮絶に討ち死にしてたなw
17:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/:2016/11/14(月) 10:28:56.87 ID:s/p4X34X0.net
今回も悩める大泉洋だった しかし後数回で終わるんだよなあ 思えば遠くへ来たもんだ
18:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/:2016/11/14(月) 10:29:19.57 ID:w6sBsk+w0.net
昨日は堺がちゃんと勇猛な武者に見えて、役者ってすごいなーと思った
声も男らしい凄みがあってさ
にこやか優しげ飄々のイメージだったし、真田丸でもこれまではそんな感じだったからちょっとびっくりしたよ
105:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/:2016/11/14(月) 11:18:26.27 ID:/Yb8eviGO.net
>>18
同意
あんな声出せるんだと思って番宣の時から楽しみだった
22:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/:2016/11/14(月) 10:30:47.13 ID:ZaIdB+Tv0.net
きりが茶々に侍女になれと言われた時に一人だけ名前が出た子が
砲弾で死ぬのかな?
23:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/:2016/11/14(月) 10:31:27.65 ID:LUniaqtR0.net
面白いけどな~視聴率はふるわないのか
341:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/:2016/11/14(月) 12:46:38.24 ID:+nH24WZ70.net
>>23
BSで観るからな。
地上波の時間はQ観てる奴多いだろ
25:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/:2016/11/14(月) 10:31:51.57 ID:vGHElU3+O.net
井伊家の物語は見てみたいとは思いません
129:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/:2016/11/14(月) 11:27:40.87 ID:LutuSGIl0.net
>>25
井伊家の話題が出てたのは
次期大河の予告だったのか
27:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/:2016/11/14(月) 10:32:28.00 ID:tg8XyQiJ0.net
井伊家やるんだったら
本多佐渡1人の人生やった方が
よっぽど面白い
28:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/:2016/11/14(月) 10:32:29.00 ID:9RQ/MOqq0.net
冬の陣で掘り埋めて帰って夏の陣で天守閣に大砲当たって淀が負けましたじゃなかったっけ?
昨日のは何の陣?
34:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/:2016/11/14(月) 10:37:56.24 ID:locR6xbK0.net
>>28
大砲は冬の陣のほうかな
それが徳川との和平で掘り埋め
33:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/:2016/11/14(月) 10:37:45.40 ID:ZaIdB+Tv0.net
>>28
冬の陣で和睦するきっかけになったのが大坂城天守への砲撃
その時茶々の侍女が一人死んでる
57:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/:2016/11/14(月) 10:52:49.40 ID:T7134IvZ0.net
>>33
きりが死ぬのかな?
32:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/:2016/11/14(月) 10:36:46.06 ID:3e8Of11O0.net
>牢人衆が待ち構えていた…

牢人?
35:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/:2016/11/14(月) 10:39:30.95 ID:EFkEp5eM0.net
>>32
何を疑問にしてるのかよくわからんが
言葉としては「牢人」で正しいぞ
75:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/:2016/11/14(月) 11:04:33.86 ID:taVYo0Ra0.net
>>32
浪人でも牢人でもあってる
いまはほぼ前者オンリーだが
37:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/:2016/11/14(月) 10:41:11.84 ID:Tj41qfWT0.net
真田丸砦のロケ地ってネタバレしてるのか?
48:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/:2016/11/14(月) 10:47:27.30 ID:kUQ1dgO/0.net
>>37
千葉
38:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/:2016/11/14(月) 10:43:19.94 ID:EH7/gt6d0.net
なんか今回は豊臣方が勝ちそうだな
和睦してやるぞ
40:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/:2016/11/14(月) 10:44:08.84 ID:EFkEp5eM0.net
次回何気にきりに死亡フラグ立ってるけど
俺としては今回きりが淀に無理やり侍女にされたシーンで
淀に付いてた侍女の中にいた子(名前字幕が入ってた)がしんでまうと予想
46:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/:2016/11/14(月) 10:46:52.92 ID:ZaIdB+Tv0.net
>>40
わざわざ名前出したんだからそうだろうね
きり本人は死なないけど死神だから周りの人が死ぬ
376:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/:2016/11/14(月) 13:10:41.88 ID:73SVBbSG0.net
>>46
締めが豊臣母子だよね
45:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/:2016/11/14(月) 10:46:32.54 ID:0Gsc2jF40.net
幸村「壮観だ」
内記「相手に不足はございません。あちらにも赤備えがおりますぞ」
幸村「あれは井伊直孝だ、かの井伊直政の次男坊だ」
内記「井伊でございますか」
幸村「向こうにも、ここに至るまでの物語があるんだろうな」
内記「一度、聞いてみたいものですな」
78:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/:2016/11/14(月) 11:06:54.26 ID:hSDR8bLW0.net
>>45
これは大河ならではのステマ
100:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/:2016/11/14(月) 11:15:56.50 ID:Hsxyy0mK0.net
>>45
どうせ直虎が死んで終わりで、直政が活躍する時代まで行かないんだろ
102:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/:2016/11/14(月) 11:16:49.04 ID:Pr//9Zmx0.net
>>45
次回の大河はこの時、同時に撮影されたシーンから始まる

井伊直孝「真田丸…真田の兵は赤備えか…真田には真田の、ここに至るまでの物語があったのだろう
しかしそれは我らとて同じ事…これは父上から聞いた話だが…」
158:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/:2016/11/14(月) 11:41:19.26 ID:QjDzh+bw0.net
>>102
せっかくほぼ同時代の戦国時代を連続で扱うんだから
撮影費節約も兼ねて、そういう二重撮りすればいいのにな
107:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/:2016/11/14(月) 11:19:05.20 ID:dIyhe+PB0.net
>>102
三年連続で大河をやればいいのにな
足利末期から徳川家光まで
主役を交代しつつ

huluでやってる大秦帝国とかそんな感じ
161:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/:2016/11/14(月) 11:42:47.14 ID:rYv1bjQK0.net
>>107
それ大河でやると制作側同士が譲らなくてできなさそう
それか江レベルのファンタジー設定にして数部作見続けるか
118:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/:2016/11/14(月) 11:23:52.64 ID:soe1QQXR0.net
>>102
そういう遊び心は嫌いじゃない
155:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/:2016/11/14(月) 11:39:30.92 ID:1pmZS3dT0.net
>>118
二谷ってこういう遊びココロのあるシーンを入れるよね
有名な「何とか勘兵衛って人が伝々」のセーンの他にも
平清盛で平氏にライバル心を燃やす源氏の頭領の役をやってた小日向さんに
「わしは平清盛もできんことをやった!(わしは平氏を超えた!)」って言わせてた
229:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/:2016/11/14(月) 12:10:03.68 ID:7N7EH7ls0.net
>>155
小日向のダメ義は良かったなw
エンケン時政のダメっぽさは景勝でも引き継がれてる
55:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/:2016/11/14(月) 10:52:16.36 ID:0tXFJwf50.net
これまでの真田丸としては合戦を頑張ってたが、
大河でもない真田太平記が真田昌幸時代の合戦も
拾い上げていたのを知ってる人にとってはショボ過ぎる

つまりNHKはもう合戦に金を使わないということなんだ
だからそんなものなしで話が書ける三谷を呼んだのさ
これが「局の意思」なのだから、合戦好きはこの次も次も次も期待しない方がいいぞ
73:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/:2016/11/14(月) 11:02:46.35 ID:wmaKwwy/0.net
>>55
お金もそうかもしれないが、合戦を演出したり撮影したりとかの
人材がもういないのでは無いかと。
NHKに限らず映画も含め日本のエンタメ界に、もうそういう人材はいないのかと。
77:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/:2016/11/14(月) 11:06:35.38 ID:tg8XyQiJ0.net
>>73
角川の
「天と地と」なんて
カナダロケだけど
今の時代絶対あり得ないなw
98:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/:2016/11/14(月) 11:15:16.68 ID:EIjb2I8O0.net
>>55
画面のサイズの違いじゃないの
時専の真田太平記とかBSプレミアムの武田信玄の合戦シーンを見ると、
かなり画面が狭っ苦しく感じるが、すきまは気にならない
ワイド画面のせいで、画面の隙間に目がいくようになってしまっていると思う

あと、想像だけど撮影現場はかなりの規模でやっていたんだと思う
それが、画面の密度に反映されないだけで
「敦煌」って映画では、実数1万騎の突撃シーンがあったけど、砂漠だったせいで、
そんなに見えなかったが、角川映画「天と地と」では、5千騎くらいなのに、いっぱいに見えた
486:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/:2016/11/14(月) 14:09:27.96 ID:k0ppc9sP0.net
>>98
物を考える上で、いい視点
61:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/:2016/11/14(月) 10:55:20.31 ID:Tj41qfWT0.net
スターシップ・トゥルーパーズを見れば分かるが、CG使えばいくらでも人数は増やせる
化物虫ですら何百何千と出せる
問題は費用、
予算がないんだなあ
574:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/:2016/11/14(月) 16:13:20.72 ID:HEbkomVZ0.net
>>61
CGはめっちゃ金かかるよ
68:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/:2016/11/14(月) 10:58:20.96 ID:Pr//9Zmx0.net
毛利勝永がカンヌキを撃ち抜いてニヤリのシーンはカッコ良かったな
さすが息子が有村架純の元カレだけのことはある
70:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/:2016/11/14(月) 11:00:16.51 ID:kUQ1dgO/0.net
>>68
カンヌキに細工をしていたのは有楽斎

これ今日の豆な
71:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/:2016/11/14(月) 11:00:41.71 ID:/Yb8eviGO.net
昨日初めて堺幸村がカッコ良く見えたわ

時代考証の丸島和洋さんのTweet

特集 ムービー 直江兼続 役・村上新悟さんによる「直江状朗読完全版 ―現代語訳―」(13分17秒)|大河ドラマ『真田丸』 特集「ムービー」ページをご紹介しています。スペシャル動画(13分17秒)をご覧いただけます。
http://www.nhk.or.jp/sanadamaru/special/movie/movie19.html
現代語訳版です。

実は「直江状」現代語訳版は、もともと村上さんに文意をご理解いただくために作ったもので(公開用ではなくて)、NHKさんのほうで文体を整えていただいたのですが、かなり荒削りな訳となっています。また、写本間に異同が多いので、どの意味で解釈すべきかも、結構悩ましい問題でした。

「直江状」宛所の「豊光寺」は秀吉・家康の政治・外交顧問僧であった西笑承兌のことで、彼から来た弁明要請書状への返事となっています。今回、できれば原型に一番近い写本を用いたかったのですが、手続きに時間がかかりそうだということで断念し、同系統とされる写本を校訂しました。

現代語訳をお聞き頂くと、「内容じたい」は、越後の堀氏との間で起きたトラブルと堀氏から提起された謀叛の疑い、上洛できない現状への弁明です。このため、上杉氏が作成した古文書の写本集にも収録されています。つまり近世上杉家では「直江状」が問題だとはさほど認識していなかったようです。

実際、豊臣政権として増田長盛・大谷吉継が調停に入っています。ただ、「慇懃無礼」な印象を受けるのは事実でして、これがだんだん膨らんで、家康の会津征伐の正当性を示す根拠として位置づけられるようになりました。文章も、近世人の感覚に沿ったものに修正されて書写されていきます。

冒頭の「多幸々々」は典型で、上杉側の写本では「多幸ニ候」になっていますから、「ゝゝ」を「ニ候」と誤写した可能性が高いという指摘があります。ただ、今回はドラマのイメージもありますので、あえて「多幸々々」のままでいきました。

「政宗領」は原文では「宗政領」と誤写され、近世になると「仙台」に置き換えられます(関ヶ原時にはまだ「仙台」はない)。政宗だけ地名ではなく実名なのは(、豊臣政権期の儀礼では実名で呼ぶことが尊敬表現であったためです。この点はさなイチ参照。
http://www.nhk.or.jp/sanadamaru/special/subject/subject37.html

榊原康政が糾弾されているのは、彼が徳川家中にあって、上杉景勝との交渉を担当する「取次」であったためです。「取次」に期待された役割は、円滑な関係の維持ですから、両者の関係が壊れそうになったら、ましてや景勝謀叛の噂となれば、景勝に諫言すべきなのにそれすらしていないと批判しています。

越後の大名として堀久太郎秀治、堀監物直政が出てきます。ややこしいのですが、堀秀治が大名、直政が一門家老です。家督継承時、秀治がまだ若年で、直政が補佐役に付されたという経緯から、直政のほうが世間の評価が高く、この相論も直政が前面に出ていました。

堀氏は、上杉旧領越後を治めており、かつ入部時に上杉とトラブったことが、尾を引いた形となっています。

しかしまあ、慇懃無礼な「直江状」の文面を(そう訳したのは僕ですが)、村上山城守にお読み頂くと、すばらしい配合物になりましたね(^_^;)
これを機に、歴史や古文書に興味を持っていただけると有り難いです。

なお今回利用した新潟県立歴史館所蔵本「直江状」は、17世紀半ば頃の成立と推定されています。文字の感じからしても、早ければ寛永末年(1640年代)くらいの印象を持っています。

参考論文として、ネット公開(PDF)されているものがあるので、ご紹介しておきます。
白峰旬「直江状についての書誌的考察」(『史学論叢』41号、2011年)
http://www.sf.airnet.ne.jp/ts/filter/kyujitai.cgi?url=ci.nii.ac.jp/lognavi&name=ir&lang=ja&type=pdf&id=http%3A%2F%2Frepo.beppu-u.ac.jp%2Fmodules%2Fxoonips%2Fdetail.php%3Fid%3Dsg04106&naid=120003057501

直江状の写本は、3つの方向性をもって広がったものと思われます。大ざっぱに1)幕府の正当性主張のため、2)上杉家内部の連帯感醸成のため。ですが最大の理由は、3)17世紀中期に「往来物」(初等教育の作文用例集)として刊行されたことです。これが許された前提は、1でしょう。

なお今回の企画は、視聴者の皆様のご要望も大きかったのですが、村上さんが「是非やりたい」と仰ってくれたことで実現しました。前回の抜粋版はイベント企画で、当日いきなり収録だったのですが、今回は腰を据えて準備をしていただき、収録は4時間に及んだそうです。村上さんに、感謝。

なお、「直江状」朗読完全版のスチールに神指城跡が入っているのは、西笑承兌書状で、この城の築城が問題視され、理由を問われたためです。「直江状」は、その返書。結局、完成をみることはなかった城となります。

「直江状」完全版公開、「たいそうな文を送りつけおって」にあわせての公開でございました。


三谷さんの台本を拝読して上手いなぁと思ったのは、木津川口砦以下の大坂方の砦の陥落(一部しか言及していませんが)を、内通者の存在とそれを悟った信繁の駆け引きの結果としたこと。諸砦陥落の結果、唯一残った砦が「真田丸」ということになりました。ついに、真田丸の戦いです。

大坂方は城下の大名屋敷から兵糧を没収していますが(ドラマでは信繁の献策)、福島正則には許可を取ったとされ、正則もそれを見越して兵糧を多めにいれておいたといわれます。信之とのやりとり冒頭は、この話からでした。

ここで平野長泰が出てくるのは、「大坂の陣で豊臣方に参じようとしてとめられた話がありますが、どうですか」というご質問をプロデューサー経由で頂戴しました。実際はたしか夏の陣で、細川忠興に説得されたという話が軍記にあったので(電話回答なので出典忘れた)、それをお答えしています。

淀殿の陣中見舞いも、軍記にあった話です。これも出典よく憶えてないのですが。

真田丸の戦い。実際には上杉景勝と真田信吉は大坂城東の玉造口布陣です。ですので、事前に回避という作劇をされています。それが矢沢頼幸の書状。迫田さんからご要望があった「矢沢但馬守頼幸」という台詞が実現できそうにないので、この書状で代替させていただきました。

真田丸。実際は堀底にも柵が設けてあり、深夜に開戦なのですが、エキストラの方が怪我をされないよう、慎重に設計がされています。ちょうど台風が来た後の撮影で、水が抜け切れていないのですが、あのあたりの土は湿気を帯びているので、僕的にはむしろいい感じ。

仕寄を後ろから撮ったものです。
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この作り方を、権現様が佐渡守と一緒に講義していたわけですね。

東京国立博物館の画像検索より、大坂冬の陣図屏風に描かれた仕寄せ。
C0096334 大坂冬の陣図屏風(模本)

実際には、徳川方は前田勢が鉄砲の挑発にひっかかり、夜中に竹束も楯も持たずに真田丸の堀に侵入したところ、上から鉄砲で釣瓶打ちをされました。他の部隊も「遅れてはならじ」「手柄を奪われるな」と抜け駆けをしたことで、最悪の事態に。後で抜け駆けした小姓達が切腹させられています。

ようするに鉄砲よけの防具を持たずに堀に侵入したら、よくみたら堀のそこにも柵があり、それを抜こうと奮闘しているところを狙い撃たれたわけです。生き残った人は、死体の影に隠れたといいます。

この時、ちょうど石川康勝(数正の子)の陣所で失火があり、火薬が爆発したことが、寄せ手の不運でした。大坂方の南条元忠が裏切る手筈で、その合図と勘違いしたのです。しかし南条はもう処刑済みで、偶然の産物でした。これにより、真田丸および隣接する惣構えに諸勢が殺到します。

ドラマでは、真田丸に侵入を許していますが、実際に侵入を許したのは、真田丸のすぐ西に位置する大坂城惣構えでした。結局、後が続かず撃退されています。信繁の挑発には、当初は初陣の大名がひっかかりましたが、ベテランの藤堂高虎まで大損害を出しており、「功名心」も徒になった形です。

激怒した家康は撤退命令を出しますが、そもそも堀底に味方が閉じ込められているので、撤退しろといわれてもそうそう引き下がれません。これで、被害がどんどん増していき、宣教師をして「まるで鉛の涙をみるくらい信じられない」「大虐殺」と言わしめる結果になるのです。

幕府方の初陣ばかり+功名心高い+連係プレー悪いが重なるとどうなるかが、真田丸の戦いで露呈する形になりました。そこで家康は戦術を切り替えるのですが。。。というのが次回。宣教師は、真田丸の戦い(12/4)で家康が戦意消失したとまで書いていますが、流石にそれはないでしょう。

さて次回は、しばらくご無沙汰だった方々が登場です。いぶし銀の魅力ですね。

なお期せずしてといいますか、ちゃんと長宗我部盛親に真田丸に入って貰うことができました。

この12/4の「完封」で、真田丸は真田丸と呼びなわされるようになったのでしょう。夏の陣参陣者が、夏の陣での自身の軍功を記す際には「真田丸を通って」云々と書かれるようになります。跡地になっても、名前が残っていたわけです。

信吉が信之のもとに送った布陣図には、真田丸がでかでかと描かれています。叔父の奮戦に、よほど興奮したのでしょう。
丸島和洋(@kazumaru_cf)さん | Twitterからの返信付きツイート